光回線利用開始から11年
転宅を機に、家庭のインターネット回線をeo光に変えてから11年が経過した。利用を開始した当初はその回線速度がADSL(非対称デジタル加入者回線)や同軸回線に比べて格段に速いことに驚嘆したものだが、さすがに11年も経過するとそれに慣れてしまったこともあって段々と物足りなくなって来た。
おまけに、UQWiMAXなどの無線インターネットでも光回線が登場した当初の100Mbpsを上回るサービスを開始したので、尚更そう思われる。
しかし、光よりも周波数の低い電波による無線技術で光よりも高速な通信回線を実現することは現有技術で原理的に不可能であることから、高速通信回線ではこれからも暫くは光回線が主役であると予想される。
100Mbpsで始まった通信速度も現在の主流は1Gbpsと十倍速くなり、近い将来にはそれが10Gbpsにまでなることが既に決められているが、これは無線LANではまだまだ考えられないことである。
さはさりながら、無線LANには可搬性(モビリティ)があり、これだけはさしもの光回線も敵わない。それでも、既に国土のほぼ全域を網羅するまでになった光回線インフラを有効利用するためにも、これを無線と融合して利用することは有効である。
光ブロードバンドルータに安価な無線LANアクセスポイントを購入して接続するだけで、家中どこででもタブレットPCが使えるようになり、外出先にホットスポットがあれば、室内外シームレスでタブレットを使い続けることも可能である。
このように、11年経過しても光ファイバケーブルとその通信速度は変わりないものの、端末や周辺機器に格段の進化があって、光回線の利便性は飛躍的に高まった。これで通信速度が一桁上がれば、その魅力はますます強くなるだろう。
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